第15回ハマグリ貝アート展審査講評    2024/12/1

 

入賞されました皆様、おめでとうございます。

今回の審査も3人で見せていただきましたので、私が代表して作品を見て感じ

たことを少しお話しさせていただきます。

応募作品は昨年に比べて多く、特に県外からの応募が多かったのが今回の特徴

だと思います。

入賞されました皆様の作品は次の点が大変立派だったと思います。

小学校の皆さんや幼稚園や保育園の皆さんの作品は、楽しんで描かれた様に思

えます。

また、自分が書きたいと思ったことを素直に表現できていて、親しみの感じら

れる作品でした。

中学や高校生そして大人の方の作品は、実に創造的で工夫された表現方法が新

鮮な現代アートを感じさせるものでした。

応募作品全体の特徴として、今回は県外からの高校生の応募もあり、若々しい

エネルルギッシュな表現が多く、実に楽しめる作品が多かったと思います。

今後も実験的で創造にあふれる元気な作品が応募されることを願います。

最後に、賞からは外れましたが、実に優れた描写力で表現にとことん挑戦され

た作品が大人の方を中心に何点かございました。印象に強く残りました。

作品に取り組む姿勢はこうあるべきかと思いました。

益田市発の大変ユニークなコンクールがますます盛んになっていくよう、今後

ともご応募をお願い致します。

以上です、本日は大変おめでとうございます。

  

                

前浜田市世界こども美術館館長   現代美術家協会デザイン会員  島根デザイン連盟運営委員長 

寺尾 堂 (てらおたかし)